「聖書通読のおすすめ」
クリスチャンであれば誰しも一度くらいは決心して見たことがあるでしょう。今年は、聖書通読するぞ!見事に成功した人もいれば、途中で断念した人もいるでしょう。何回も通読した人、あるいは一年に複数回読み通す勇者もいるはずです。聖書を通読すれば他のクリスチャンより偉いということではありません。他人と比べる必要はありません。また、通読したからと言って、必ずしも聖書をより深く理解しているとも限りません。聖書の読み方は様々です。通読だけが正しい読み方ではありません。
にもかかわらず、聖書を通読する大きな喜びと味わいがあります。今年、ぜひチャレンジして見ませんか。聖書通読のメリットを幾つか考えてみました。
① 聖書は、一人の著者によって書かれた訳ではありません。また一つの時代に書かれた訳でもありません。多くの著者を通して、長い時間を通して書かれたものが集められたものが聖書です。しかし、聖書には全体を貫くテーマがあります。神の創造、それを拒んだ人間の罪、にもかかわらず人間を救おうとする神、その計画と実行、そして完成。「救い」という大きなテーマは、全体を読み通すことでより明確に見ることが出来ます。
② 最近は、本もインターネット書店で買うことが多くなりました。そもそも本を買うことも少なくなりましたが。インターネット書店では、興味のある本を検索します。あるいは、アルゴリズムで推薦された本を調べたりします。しかし、リアルな書店に行きますと、自分が探していなかった本にも巡り合うことがあります。聖書を読むときに、自分が読みたい箇所や特定の言葉を探すときがあります。しかし、通読をすると、関心もなかった箇所に出会う時があります。こんな箇所があったかな、と思うような発見もあるでしょう。聖書の中で苦手だと思う部分、理解に苦しむという部分も食わず嫌いにならないで読んでみることが通読のメリットです。案外、聖書全体の文脈の中で理解できるようになり、美味しくなるかも知れません。また、関係ないと思った箇所が意外な個所と繋がっていることが見えるようになるかも知れません。全ての知識に当てはまることですが、その発見は大きな喜びです。
③ 何よりも大きなメリットは、聖書を読むことが日常になることです。運動をする時にも、言語や楽器を習う時にも、大切なことは継続です。決まった時間に決まった分量で聖書を読むことで聖書が体の一部となり、骨となり、筋肉となります。思いもよらないところで普段読んでいた聖書の言葉を思い出して、それが直面している問題に対する大きなヒントになることを体験して見たことはないでしょうか。悲しむ人に対して慰めとなり、恐れている人にとって勇気となります。聖書の言葉をため込んで置いてこそ、それをピンチの時に引き出すことも出来ます。
淀橋教会で毎月発行される「愛の祈り」に折り込まれる「愛の祈祷表」に通読表が掲載されています。創世記からヨハネの黙示録まで一年かけて順に読んでいく方法です。また、「アパ・ルーム」という小冊子に従って毎日の早天祈祷会を進めていますが、最初のページにその月の通読日課表があります。大抵、旧約聖書から2-3章、新約聖書から1章の分量です。旧約と新約を同時に読み進める方法です。その他、インターネットで検索しますと様々な通読プランを見つけることが出来ます。最近は、スマートフォンのアプリを使って、非常に便利にその日の通読箇所を読むことも出来ます。
大切なことは、読み続けることです。プラン通りに読めなかった時、諦めないでください。全部埋め合わせをしようとするより、気付いた日から再開して見てください。読まないよりは読む方がいつも良いのが聖書です。日々、神の御言葉を食べる味わいを知る一年となりますように!
淀橋教会主管牧師 金 聖燮

