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第69回「がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし」

今月もお天気には恵まれましたが、世界中が新型コロナウィルスの不安と驚異の中、「第69回 がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし」が開催されました。開始時間が近づくと先月同様に緊張しました。入り口には、マスクと手の消毒などを用意しました。先月の樋野先生のお話通り大きな愛をこめて「空っぽの器」をご用意させて頂きました。今回こそ、『どなたもこらないかも』と思いましたが、初めての方5名と久しぶりの方も交えて豊かなカフェとなりました。

何が起こるが分からない、先が見えない時代ですが、「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える(ルター)」の如く、「良い覚悟で生きる」選択をさせて頂きました。

一日一日がかけがいのない貴重な日。樋野先生の「言葉の処方箋」を頂きたく、皆さん真剣です。コロナウィルスからも完全に守られ、これ以上蔓延が広がることがないように祈りつつ、貴重な思い出に残るカフェが始まりました。  

 

まずはテーマソングの「365日の紙飛行機」。


続きまして樋野先生の前半の講話です。
今回も、事前に頂いていました参加者からの質問に答える形で進められました。
非常に格調高かったです。


☆「世の中、大変だね」


☆「色々な情報が飛び交う今、本物を見分ける方法」
 ⇒「あいまなことは曖昧に答えるのが科学的である。」
   グレーゾーンは、愛をもって「分かりません」という。
   悩みが解消する。無頓着になる。気にならなくなる。
 ⇒純度は高くない。70%の正確さ。
 ⇒「本物」とは?
 ⇒病理学者の仕事は、病理解剖、病理診断。
  正常細胞とがん細胞の本物を見極める。
  誤診は訴えられる。相談して決めない。
  自分でサインして責任を持つ。(責任取るのは自分)
 ⇒本物を自分で見る必要がある。
  人の言うことではなく。
 ⇒本物を見ていると色んなものが分かるようになる。
  自分の尊敬する人物に本物を教えてもらう。
 ⇒人生邂逅。
  「出会い」によって本物を見極める。
 ⇒純度の低い専門性の人からは本物を学べない。
  純度の高い専門性の人から本物を学べる。
 ⇒本物を見極めるのは、自分で見極めるのではない。
  自分の尊敬する人物に出会うと、学べる。
  「何を言ったかではなく、誰が言ったか」


☆「人生から期待される生き方のために何から始めたら良いか?」
 ⇒「人生に期待する」と、夢はすぐに逃げていく。
 ⇒「人生から期待される」と、いつか夢は向こうから近づいてくる。
  存在自体に価値がある。
  「役割・使命に気づく」 = 「人生から期待される」
  人から何を言われても気にならない。 


☆「樋野動物園」
 ⇒人生色々。紙飛行機も色々。
 ⇒個性と多様性。相手を認める人物になる。
  人と比較・競争をしなくなる。
 ⇒人を評価したり、非難したりしたらダメ。

 


☆「アダムとエバ」
 ⇒なぜ蛇の誘惑に負けたのか?
 ⇒なぜエデンの園を追放されたのか?
  トランスフォームして「がん化」したものが永遠に生きないように
 ⇒言葉に付加と削除をしたから「がん化」。
  弁解じみたことを言うと、誘惑に負ける。
  「Yes」か「No」で答えれば人は去っていく。
 ⇒蛇の頭をかかとでつぶす。
  外からのちょっとした刺激できく。
  がんは外からの低分子の刺激で治す・・・。


☆「訳の分からないことを本気で言う人物が必要」
 

☆「AERAの記事」
 

☆「悩んでいる時に慰めてくれる人がいるかどうか」
 ⇒新島襄の下には内村鑑三、新渡戸稲造がいた。
  内村鑑三、新渡戸稲造を恩師とするのが、南原繁、矢内原忠雄。
 ⇒「勝海舟が新島襄に何と言ったのか?」
  新島襄は、鬱的になった内村鑑三をフィラデルフィアで慰めた。
  その後、内村鑑三はアマースト大学に入り、その後日本に帰った。
 ⇒新島襄に「内村鑑三を慰めてほしい」と言ったのは新渡戸稲造。
  内村と新渡戸は札幌農学校の同級生。
 ⇒昔も今も、悩んでいる時に誰か慰めてくれる人がいるかどうか?
  仲介してくれる友達がいるかどうか。
 ⇒新島襄は日本を密航したが、江戸幕府が滅んで明治政府が立って、岩倉具視の使節団の通訳者として採用され、留学生として日本に帰ってきた。
 ⇒自分の意思とは関係なく、時代が要求している。 = 「本物」
 ⇒自分がやりたいと思っていることはたいしたことがない。
  背中を押されているようになると、人から認められなくても、時代が変われば時代が認める。そのモデルが新島襄。

 

 

その後、個人面談(4人)&テーブルトークタイムでした。感想を聞いてみました。

 

☆「同じテーブルの人と話をするだけでしたが、話の中で新しい価値が生まれてきました。一人では気づけなかった視点で見ることができて感謝でした」


☆「初めて参りました。同僚ががんになってどのように接したらいいのかわかりました!来て良かったです!」


☆「面談をさせて頂きました!よくわかりました。」


☆「母ががんの手術後4カ月で天に来ました。退院することなく見送ったのを思い出しました。・・・。退院できてラッキーだなって思って病気とうまく付き合えると良いなと思いました。」


☆「がんなのにいつも明るい〇〇さんを以前から存じ上げていて、『もしがんになったら〇〇さんに相談しよう』と思っていました。今回、〇〇さんの紹介で参加しました。」


☆「尊敬する人(樋野先生)から本物を学ぶという話で盛り上がりました。」

 

 


後半の講話も参加者からの質問に答える形でおこなわれました。

☆「新型コロナウィルスなど、先行きの見えない今、時に高齢者はどのようなことに気をつけて過ごせばよいでしょうか?」
 ⇒「人間は自分の寿命に気づかない生物」
  昆虫と違う。
 ⇒死亡や新規感染者はニュースになるから目立つが、良くなった人の数が明確でない情報が多い。根拠が明確でない。
 ⇒高齢者と思っても、本人はまだ若いと思っている。
  自分で悩むと疲れる


☆「健康診断は一年に一回受ける習慣をつける」
 ⇒日本の健診率は40%ぐらい。
  アメリカは70%ぐらい。
 ⇒アメリカはがんで亡くなる人が減ってきている。
  がんで亡くなるか亡くならないかが、健診率。
  日本でがんで亡くなる人の数は横ばい。
 ⇒がんは数年で大きさが違う。
  1cmのがんになるのに、10億個のがん細胞。
  

☆「美容哲学」
 ⇒これから必要。

 

☆「30分の沈黙にお互いが苦痛にならない存在になる」
 ⇒対話学の訓練

 

☆「大切なものは町の中にある」
 ⇒目の前にある

 

☆「純度の高い専門性と社会的包容力」
 ⇒異文化(専門分野)以外の専門の人たちとの交流が必要。
 ⇒優先順位をつけられる人が本物。
  「これしかない」と言える人が、純度の高い専門性。夏目漱石。
  「あれもこれも」は、70%の専門知識で、純度は高くない。

 

☆「病院は治療をしなければ『さようなら』」

 

☆「衣食住の為と生きがいの為のダブルメジャーで生きる」
 ⇒何かが起こった時に心構えができる
 ⇒健康な時から

 

☆「元気な時の自分が最高と思わない」
 ⇒病気は周りの人間を成長させる。

 

 

☆「サマリアの女」
 ⇒「人を避けてきたのに、イエスに会って、帰るときには人のために何かやる」=「出会い」   
 ⇒状況は何も変わってないのに、「本物の人物との出会い」によって変化できる。

 

☆「大変な時期に、訳が分からないことを、同じテーブルの人と話した」 
 ⇒人生の思い出。10年後でも覚えてる。
 ⇒良い時のことはすぐに忘れる

 

☆「病気になっても人のためにやることがある」
 ⇒「病床にも知恵ある」 新渡戸稲造
  病気になって本を書くようになった。
 ⇒外に出られなくなって本を読むようになる。
 ⇒「もしかするとこの時のため」

 

☆「新島襄」
 ⇒46歳で死ぬ
 ⇒奥さんは新島八重。新島襄は八重に「ハンサム・ウーマン」と名前を付けた。
  「21世紀のハンサム・ウーマンの現代的意義」
  ぶれない人物
 ⇒新島襄は、本を書いてない。新島襄の文章が残っているのは手紙。

 

☆「研究室に閉じこもっていたのに外に出るようになった」
 ⇒樋野先生は、2000年に「新渡戸稲造 武士道100周年」を皮切りに次々と、尊敬する人物の「生誕〇〇年」、「没〇〇年」を開催。
 ⇒シンポジウムは専門家だけではできない。
  違う分野との交流が始まった。
  2000年には時の検事総長や色んな官僚や政治家との出会い。
 ⇒専門分野では、官僚や政治家は呼ばない。
  自分の専門以外のことなら自由に会える。
 ⇒純度の高い専門性をもった異分野の交流。
  「メディカル・カフェ」も同じ。
  人との出会いが始まる。

 

 

いかがでしたか?
カフェを通して、出会いが出会いをよび、新しく自分にも出会えるかもしれません。
さらに多くの場所でカフェが開催され、多くの人々の悩みが解消され、豊かな人生を歩めるようになると良いですね。

開催したくても開催できないカフェに集われている人々にも天からの豊かな癒し、慰め、励ましがありますように。

正論で言うならば、今回のカフェも「自粛」すべきだったかもしれませんが、樋野先生のお話のように「相手の必要」を中心に考えながら、来月も予定通り行われます。

今日教えていただことを胸に抱いて日々の歩みに生かしていきましょう☆

 

5月21日(木)は、新型コロナウイルス拡大防止のために中止となりました!

次回は、6月25日(木)13:30~16:00の予定ですが、万が一「緊急事態宣言」発令下は、中止となりますのでご了承ください。

 

もちろん、樋野先生の言葉の処方箋も沢山処方して頂けます☆
是非ご家族。ご友人をお誘い下さい。
初めて参加されるご近所の方や他府県からの方も毎回複数組おられます。
是非、お気軽にいらしてください☆

2020年の今後の詳しい日程はこちらをご覧ください。

 

 

※個人面談は、毎回3人程可能ですが、事前申し込みが必要です。個人面談をご希望の方は、3日前までに yodobashi@church.email.ne.jp または03-3368-9165 で、中村和司/市川牧子担当教師宛でご連絡「○月メディカルカフェ面談予約」でお申し込みください。最近は、事前申し込みをしないと、当日では面談してもらえないことが多いのでご注意ください。

※個人面談が不要の場合は、登録の必要はございません。当日お気軽にお越しください。

※ご多忙の樋野先生のご都合などにより3週間ほど前までは日程変更もありえますので、このサイトや電話などで直前に今一度ご確認くださいませ。

なお、「がん哲学外来 メディカルカフェ@よどばし」の第一回目から今回までの内容は こちら にアップされていますので、時折思い出しては何度も読み返してみられるのも良いかもしれません。先生の顔写真などの画質は相当小さくしていますが、雰囲気はお楽しみ頂けると思います。

 

 

さて、樋野先生の出版されている著書は実に沢山あるのですが、以下の本などは「がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし」でもお買い求めいただけます。本当に連日テレビや雑誌で樋野先生や「がん哲学外来」や「メディカル・カフェ」が取り上げられています。すごいです!

樋野先生の柔和な表情をご覧いただくだけでもほのぼのしますが、ことばの処方箋素晴らしいですね!よく効きます!無料!副作用ゼロです!年間の予定が出ていますので、是非、お気軽にいらしてください。途中の出入りもOKです!

様々なことで、どうしても参加が難しい方には、沢山ある書籍の中から特に以下のものをお勧めいたします☆
先生が、よく言われる言葉に「人生の3大邂逅」があります。その中の一つ、「よき読書」です!

 いい覚悟で生きるがん哲学外来から広がる言葉の処方箋  明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

見上げれば、必ずどこかに青空が  がん哲学外来へようこそ (新潮新書)

あなたはそこにいるだけで価値ある存在   がん哲学外来で処方箋を カフェと出会った24人

こころにみことばの処方箋 世界に広がる「がん哲学」      51-SVP5R6aL._SX330_BO1,204,203,200_

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「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」などが中国語に翻訳されています。
韓国語版も販売されていますが、題名が「偉大なるお節介」となっていますのでご注意ください。

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とにかくすごいです!次から次に毎月のように著書が出ています!

どなた様も、お気軽におらしてください☆

がんの方も、がん患者の家族の方も、人間関係に疲れておられる方も、元気な方も、初めて方も、「将来のために」備えたい方も・・・どなた様も大歓迎です☆

 

※2020年の予定は こちら

※淀橋教会への行き方は こちら

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さて、この素晴らしい樋野先生の講話・・・実は日本各地、時には海外で連日のように講演をされています。
詳しくは 「一般社団法人 がん哲学外来」 をご覧ください。

現在約150カ所ほどのメディカル・カフェが全国で行われていますが、全国に7千ヶ所必要と言われています。
医療の隙間を埋める場として、ますます必要が叫ばれているこの働きがさらに広がっていきますように!
世界の悩める人々のために豊かに用いられますように!