第57回「がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし」
今回も初来会の方を複数お迎えし、東西南北から参加者を与えられ感謝でした!
スタッフ達は、「空っぽの器」とお茶とお菓子を用意しながら、毎回、『今回はどのような人たちが参加して下さるかなあ♡』とワクワクしながら準備しています。
超ご多忙なのに暇気な風貌で私たちに「言葉の処方箋」を下さる樋野先生も、いつもにまさる格調高い講話を処方してくださいました!
さて、今回も参加したくても、参加することが出来なかった方たちも多数おられますので、今回の様子をご報告させて頂きます。
最近は、樋野先生も大好きな「365日の紙飛行機」をオープニングでよく歌っていましたが、今回は「糸」を皆さんで大熱唱。
「こんな糸が何になるの?」・・・弱いけど、糸が縫い合わされるときに、布ができ、服ができ、人を温めることができる・・・。人が結ばれるときにすごいことができる。実に味わい深い歌詞でした。
☆「『@よどばし』5周年記念は6月30日(日)13:30~16:00」
☆縦はあなた。横は私。
→新渡戸稲造「内村鑑三は縦の門、自分は横の門」
☆「三角形カフェ」 新宿でカフェスタート(スヴェンソン)
→縦・・・重心 良き先生
→横・・・外心 良き友
→内心 良き読書
☆「プロの為さざること」5箇条
→内村鑑三「ゼルトルマンの為さざること」
星野温泉の若旦那に言ったこと 商売の成功十箇条
☆「われ21世紀の新渡戸とならん」
→樋野先生、2003年に初版。
→2018年に15周年で改訂版出版
→2019年4月英語版出版
☆「楕円形の心」 内村鑑三、提唱
→楕円形とは、2つの中心点があり、相異なるものがバランスの上に成り立っているもの。
→生命現象(がん遺伝子とがん抑制遺伝子など)相異なるものが緊張感の上に共存。
→嫌な人間が居ても存在を認める。
※同心円とは、仲良しグループ。そのうちがん化。
☆「『犬のおまわりさん』の現在的意味は?」
→困っている人と、一緒に困ってくれる人。
「あ~しなさい、こ~しなさい」は、余計なお節介。
解決しなくても、一緒にそばに居る。
→「涙と共にパンを食べた者でなければ人生の味は分からない」byゲーテ
→「犬のおまわりさん」のような人になる。
→「犬のおまわりさん」を歌った方が良い。
☆同じような状況でも反応の仕方が違う
→ある人は絶望、ある人は生きる希望に輝いている。
→神谷美恵子「生きがいについて」 精神科医
☆「順境も逆境もない」 by新渡戸稲造
☆「気にすることなくやり遂げなさい」by マザー・テレサ
→善を行うと「利己的な目的でそれをした」と言われるでしょう・・・気にすることなくやり遂げなさい
→目的を達しようとするときに邪魔だてする人に出会うでしょう・・・気にすることなくやり遂げなさい
☆「映画『がんと生きる言葉の処方箋』」
→5月3日〜9日 新宿武蔵野館にてロードショウ上映
→5月11~25日名古屋の映画館でロードショウ
→長野放送 松本市2020年3月上映
☆「10月にクルーズ」
→横浜港~釜山港~長崎港~横浜港 5日間 2700人乗っている
→船の上でがん哲学外来2回
→人生の思い出づくり
☆「良き出会い」
→「何のために行く必要があるのか?」と思うときほど良き出会いがあることが多い。
→生活環境や言葉が違っても心が通じれば友達であり、
心の通じ合う人と出会うことが人間の一番の楽しみである。
☆「サマリアの女」
→人目を避けていたのが、人のために仕えるものになった。
→来るときと帰る時の顔が違う
→出会いの中で変化。尊厳に触れた。
☆「個性が引き出されると変れる」
→個性を忘れているか、気づいていない
→個性に気づくと「もしかしたらこの時のため」と思える。
→「日間(ひま)」になると、尊厳に触れる出会いが与えられる。
尊厳に触れると喜びが出てくる。
☆「良き友のモデル」
→マリアとエリサベツ
→困ってる時に会いに行った。
→自分のことは無頓着になる。
☆「南原繁の3歳の時の思い出」
→樋野先生の3歳の思い出
→神谷美恵子の3歳の思い出
→後で思い出す
いかがですか?すごいですね!
格調高い講話の次は、樋野先生との個人面談&テーブルトークです。
何人かの方々に感想を聞いてみました。
☆「久しぶりに参加できました!やっぱり良いね!」
☆「犬のおまわりさん、すごい歌だったんだと初めて知り感動しました!」
☆「このカフェの常連さんがまた一人天に凱旋されました。今回は特別な思いで参加しました。」
☆「突然の参加でしたし、面談を予約していなかったのに、面談して頂けてすごくうれしかったです。肩の荷がおりた気がします。現実は何も変わってないのですが(笑)」
☆「遠方から来られてる方もいてビックリしました」
☆「知らない者同士ですが人生を語り合いました」
☆「最近、体調が悪かったりでなかなか来れなかったのですが、やっとこれました!楽しかったです!」
そして、樋野先生の講話(後半)です。
☆「看板かじりが多い日本人」
→看板がなくても生きれるように訓練が必要。
☆「一周遅れの先頭の責務」
→途中で見ると、誰が先頭かわからない
→人生を生まれてからずっと見ているわけではない
→たとえビリであっても品性があれば良い!
「人生の目的は品性の完成」
☆「sense of proportion」by 新渡戸稲造
→どうでもいいことはほっとけばよい。「ほっとけ」
→どうでもいいことに一喜一憂しない。
→大切なことは少ない。
☆「最後に残るのは愛」
☆「曖昧なことを曖昧にこたえるのが科学的」
→曖昧なことをそれぞれが確信をもって答えてしまうと、「セカンド・オピニオン・ショッピング」になる。
→東日本大震災2011年
→今正しいと思っても、100年後に正しいかどうかは分からない(曖昧)。
☆「悩みが解決しなくても解消する」
→グレーゾーンを確信を持って語るには「愛」しかない
☆「病床にも知恵あり」by 新渡戸稲造
→日本で最初のバス事故
→文章を書く経験
☆「不連続の連続」
→階段を上る如く身長が伸びた感じ。
☆「伊香保温泉の365段の石段」
☆「冗談を本気でする人物になれ(胆力のある人物)」
→皆が「良いね」と言わないと不安になるFacebook症候群
→矢内原忠雄
「新渡戸稲造の授業は半分は『良いね』と言い、半分が『訳が分からない』と言った。」
→『良いね』と言った人物の中には南原繁と矢内原忠雄がいる。(歴史に残っている)
→感銘を受けた言葉を人に言うと、一人ぐらいは心にしみる人がいる。
人前で話せるようになる。
会の終わりにも毎回、歌を一つ歌いますが、今回は樋野先生の前半のお勧め通り素直に「犬のおまわりさん」を大合唱しました!司会者が歌詞を読み上げ、説明すると、あちこちから「すごい歌だね」とあちこちから聞こえてきました。子どもの時に歌った時とは全く違う感動がありました。樋野先生からは「『犬のおまわりさん』の合唱には、感動しました。 流石ですね!」
「困っている人と、一緒に困ってくれる人ですね!」
とありがたいお言葉を頂きました。
しかし、実は、毎月樋野先生から学んでいる「速効性と英断」「学問より実行(新渡戸稲造)」の実践でした。
ちなみに先月「サザエさん」と「ドラえもん」の歌をご紹介くださり、「ドラえもん」の歌を大合唱しました。「人生は思い出づくり」ですね!スタッフ達の心にも楽しい思い出がまた一つ増えました!
次回は4月18日(木)13:30~16:00です!
以前お伝えしていた日程と変更になっていますのでご注意ください!
もちろん、樋野先生の言葉の処方箋も沢山処方して頂けます☆
是非ご家族。ご友人をお誘い下さい。
初めて参加されるご近所の方や他府県からの方も毎回複数組おられます。
是非、お気軽にいらしてください☆
2019年の今後の詳しい日程はこちらをご覧ください。
※個人面談は、毎回3人程可能ですが、事前申し込みが必要です。個人面談をご希望の方は、3日前までに yodobashi@church.email.ne.jp または03-3368-9165 で、中村和司/市川牧子担当教師宛でご連絡「○月メディカルカフェ面談予約」でお申し込みください。最近は、事前申し込みをしないと、当日では面談してもらえないことが多いのでご注意ください。
※個人面談が不要の場合は、登録の必要はございません。当日お気軽にお越しください。
※ご多忙の樋野先生のご都合などにより3週間ほど前までは日程変更もありえますので、このサイトや電話などで直前に今一度ご確認くださいませ。
なお、「がん哲学外来 メディカルカフェ@よどばし」の第一回目から今回までの内容は こちら にアップされていますので、時折思い出しては何度も読み返してみられるのも良いかもしれません。先生の顔写真などの画質は相当小さくしていますが、雰囲気はお楽しみ頂けると思います。
さて、樋野先生の出版されている著書は実に沢山あるのですが、以下の本などは「がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし」でもお買い求めいただけます。本当に連日テレビや雑誌で樋野先生や「がん哲学外来」や「メディカル・カフェ」が取り上げられています。すごいです!
樋野先生の柔和な表情をご覧いただくだけでもほのぼのしますが、ことばの処方箋素晴らしいですね!よく効きます!無料!副作用ゼロです!年間の予定が出ていますので、是非、お気軽にいらしてください。途中の出入りもOKです!
様々なことで、どうしても参加が難しい方には、沢山ある書籍の中から特に以下のものをお勧めいたします☆
先生が、よく言われる言葉に「人生の3大邂逅」があります。その中の一つ、「よき読書」です!
「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」などが中国語に翻訳されています。
韓国語版も販売されていますが、題名が「偉大なるお節介」となっていますのでご注意ください。
とにかくすごいです!次から次に毎月のように著書が出ています!
どなた様も、お気軽におらしてください☆
がんの方も、がん患者の家族の方も、人間関係に疲れておられる方も、元気な方も、初めて方も、「将来のために」備えたい方も・・・どなた様も大歓迎です☆
※2019年の予定は こちら
※淀橋教会への行き方は こちら
さて、この素晴らしい樋野先生の講話・・・実は日本各地、時には海外で連日のように講演をされています。
詳しくは 「一般社団法人 がん哲学外来」 をご覧ください。
現在94カ所ほどのメディカル・カフェが全国で行われていますが、全国に7千ヶ所必要と言われています。
医療の隙間を埋める場として、ますます必要が叫ばれているこの働きがさらに広がっていきますように!
世界の悩める人々のために豊かに用いられますように!