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安らかに心豊かな人生を過ごすための道しるべ「主と共に、主イエスに倣って」(6)

峯野龍弘牧師

第3章 主と共に歩む生涯の必要性と重要性

主と共に、主に倣って歩む生涯の必要性と重要性については、そもそも冒頭から記して来た事柄の中で既に示されていたことでしたが、ここで改めて次のような形に整理して記しておきましょう。

Ⅰ、神御自身がそれを要請しておられること

まず第一に、何よりも主ご自身がお互いキリスト者が「主に似る者」となって、この世で主を証する者となってくれるように願っておられるからです。なぜなら神が人間を創造された時、お互い人間をご自身に「似せて」、「御自分にかたどって」お造りになったからです(創1:26~27)。そうすることによって人間が神と親しく交わり、心通わせ、神の御心に従って共に歩み、共に生きることが出来るようにするためでした。そして共に「エデンの園」(創2:15)に住み、神と共に歩み、死も痛みも悲しみもなく、何一つ悩み苦しむこともなく、神の永遠の祝福の内を進み、幸せに生きるものとされていたのでした。

ところが人間は、その神の御心に背き、罪を犯し、堕落してしまいました。その結果「エデンの園」を追われ、再び人間の力によってはそこに戻ることの出来ない者となってしまったのです(創3:23~24)。この時から人間の世界には、罪と死、諸々の病と苦しみ、悩ましい痛みや悲しみなどの悪が侵入し、そしてお互い人間は不幸と呼ばれる人生の難題を背負う者となってしまったのでした。

しかし、神はこうした人間を救い、神との親しい交わりを回復し、神共にいます「エデンの園」のような生活と人生を復元して下さるために、その独り子イエス・キリスト(救い主)をお遣わし下さったのでした(ヨハネ3:16~17参照)。そしてこの神の御子、主イエス・キリストを救い主として信じ、神との親しい交わりを回復された「神の子」(ヨハネ1:12)であるお互いキリスト者に、主は今こそこう言われたのです。

「父がわたしを愛したように、わたしもあなたがたを愛して来た。わたしの愛にとどまりなさい。・・・わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である」(ヨハネ15:9,12)と。

また使徒ペトロはこう記しています。「従順な子となり、召し出してくださった聖なる方に倣って、あなたがた自身も生活のすべての面で聖なる者となりなさい。『あなたがたは聖なる者となれ。わたしは聖なる者だからである』」(Ⅰペトロ1:14~16)と。

そうです。主は、十字架の尊い贖いの死をもって罪と死とサタンの支配から贖い出し、「神の子」として回復されたお互いキリスト者を、何としてもご自身に「似る者」として新創造され(Ⅱコリ5:17参照)、お互いをこの世に遣わし主とその福音を力強く証しする者となさせたいのです。とりわけ主の御本質である「愛と聖さ」において「神に似る者」として証させたいのです。ですから「主と共に、主に倣う者」として歩むことを、お互いに要請されたのです。これは私ども「神の子」、「キリスト者」一人一人に対する主の御心であり、また御期待です。お互いは、この主の御心であり、ご期待である神のご要請にお応えする者とならなければなりません。

愛する兄弟姉妹、あなたはこの主の御要請のあることを、日々自覚して歩んでこられましたか?残念ながら今日多くのキリスト者たちが、この自覚なしに日々を過ごしています。毎週、忠実に聖日礼拝を守り、日々聖書を読み、祈りを捧げているキリスト者の中でさえ、この自覚を欠いている人々が少なくありません。ましておや、しばしば礼拝を休み、余り聖書も読まず、祈りもしない人であったなら、おそらくこのような大切な神の御心も御要請も知らず、その自覚は皆無に等しいかもしれません。それでいてそのような人々に限って、神からの祝福や祈りの応答は人一倍強く期待し、それが叶えられないとするならば不平、不満、呟きが多く積み重なるのです。「神の聖なるご要請を知らず、自覚できない人は、より多く自分の要求を神に突きつける人となる」とは、昔からよく言われてきたことですが、現代もやはり少しも変わっていないのではないでしょうか。いやむしろそれ以上なのかもしれません。

愛する淀橋の「アガペー共同体」の愛兄姉方は、果たしていかがでしょうか?皆で励み、よく自覚して主の御要請にしっかりと答えながら、「主に似る者」、「主と共に、主に倣い歩む者」として進んでまいりましょう!(続く)

峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。