1904年に創立された私たちの教会は、日本におけるホーリネス系の諸教会の最初の教会として、日本での福音伝道の歴史と歩みをともにしてきました。英国の宗教改革者ジョン・ウェスレーの信仰的伝統を受け継ぐ、正統的プロテスタント教会です。初めから変わらない私たちのただ一つの願いは、救いの良い知らせが日本でもっと広く、もっと深く広がることです。そのために日々祈り、聖書を学び、神を礼拝しながら、イエス・キリストの愛を行うことを大切にしています。

また私たちの教会は、ここ新宿大久保の地に一世紀以上にわたり根ざし、地域社会の一員として親しい交流を保ってまいりました。今日この街は、アジアと世界各国の人々が生活し、旅行する、日本有数の国際的な地域となりました。私たちの礼拝は、常に英語・韓国語・中国語に同時通訳され、午後にはそれぞれの言葉で礼拝がささげられています。

聖書の中でイエス・キリストは、天国をよく宴会にたとえられました。イエス様がいるところは、食べ物と飲み物が絶えることなく、富める人も貧しい人も、身分の高い人も低い人も食事を共にし、喜びを分かち合いました。私たちの教会もそのような宴会の場でありたいと願います。人種・国籍・言語・文化等の違いを超えて、キリストの愛で結ばれた共同体を作るために共に励んでいます。

そのために必要な大きな空間も繁華街の真ん中に与えられています。今は亡き著名な教会建築家、稲富昭氏によって設計・施工された現会堂は、1998年11月に竣工・完成しました。インマヌエル礼拝堂に入れば、都会の喧騒とストレスから離れて、魂の安らぎを感じることができます。神の臨在を求めながらささげる礼拝をぜひ一度体験してみてください。のみならず、日本のカトリック、プロテスタント両教会を越えて、超教派的キリスト教の集いや交流のためにこの会堂は用いられています。更に、各種音楽コンサートや講演会、国際会議、その他の文化イベントも催され、都会のオアシスの様な場所であってほしいと私たちは願います。

皆様の上に主イエス・キリストの豊かな祝福と平安がありますように、心からお祈りいたします。

宗教法人 ウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会
主管牧師 金 聖燮(きむ そんそぶ)

金聖燮プロフィール

1977年韓国釜山(プサン)に生まれる。1986年宣教師である両親に連れられ来日、淀橋教会日曜学校と韓国部で信仰が育つ。アメリカ・ホィートン大学で哲学と英文学を学ぶ。献身の思いが与えられ、韓国・長老派神学大学院でM.Div取得。アメリカ・プリンストン神学大学でTh.M, Ph.D取得。専攻は組織神学(教義史)。2015年淀橋教会の枝教会、沖縄共生エルシオン伝道所の開拓伝道に遣わされる。2018年淀橋教会に副牧師として赴任。2025年6月より主管牧師を務め現在に至る。青山学院大学非常勤講師、ウェスレアン・ホーリネス神学院講師。妻と二人の子どもの四人家族。ヨハネ3:30の御言葉通りに生きたいと願う。映画と小説、その他あらゆる物語が好き。愛車の400cc単気筒バイクに乗るとき幸せを感じる。