「ビジョンを見せてください」
10月25日は、淀橋教会の創立122周年記念、また宗教改革509周年記念礼拝の日です。ただ主の恵みの中で私たちの教会がここまで導かれました。いつの時代にも教会には数多くの課題があります。過去を振り返りながら主に感謝しながら、これから主がどこへと導いてくださるか期待します。
私たちの教会には宣教牧会統括本部という機関があります。様々なミニストリーのリーダーを務める兄弟姉妹と共に教会の懸案を討議する場です。10月6-7日、恒例の一泊研修会がもたれました。主は私たちをこれからどのような道へ導いてくださるか、私たちはどのような価値観を大切にし、どのような教会の姿を目指すべきか。共に祈り合い、話し合う中で示されたビジョンを分かち合います。
1. 垣根を越えてキリストの福音を宣べ伝える教会
福音を伝えることは、常に教会の第一の使命です。誰かが私に福音を伝えてくれなかったならば、私も救われなかったでしょう。イエス様の弟子たちから私たちに至るまで福音伝道の鎖はつながれ続けました。私たちもこれを忠実につなげます。伝えるためには、まず福音を聞き続けなければなりません。主イエスの福音は驚きに満ちています。16世紀の宗教改革者たちは、長らく教会の伝統と律法主義に埋もれていた福音の驚くべき生命力を再発見しました。それが彼らを動かした原動力でした。日々のデボーションで、共に集まる祈りの場で、礼拝の中で御言葉に対する熱意がますます高められるビジョンを見ます。
そして、出て行ってこの福音を宣べ伝えたいです。イエス様は、人々がやってくることを待つのではなく、失われた羊を捜しにこの町からあの町へと動きました。私たちのミッションステートメントにも強調されるように、「人種・言語・国籍・文化等の隔ての中垣」を越えて伝えに行きましょう。私たちの教会には様々な国の方たちが毎回の礼拝に訪れます。東京にいながら日本と世界宣教の機会が与えられているユニークな環境にあります。この環境がすでに私たちに与えられているビジョンではないでしょうか。
2. 世代と世代をつなぐ教会
日本における最初のホーリネス教会として淀橋教会には長い歴史があります。すべては主がなさったことであり、私たちが誇るものは何もありません。同時に主が与えてくださったものとして負担を感じる必要もありません。歴史の長い教会の特徴として、幅広い世代が信仰の歩みを共にしています。とても嬉しいことです。老いも若きも私たちはみな以前の世代から福音を受け継ぎました。そして、人は誰でも歳を取り、世代は上がります。前の世代は、忠実に福音を次の世代へ委ね、次の世代は感謝をもってそれを受け継ぐ、それが活発に行われることを夢見ます。お互いに尊重と寛容を示し、今まで見たこともない新しいリバイバルが起きるビジョンを見ましょう。そのために私たちが備えるべきことは何でしょうか。福音によってこの社会が本当に変われば、どのようなことが起きるでしょうか。楽しみです。
3. 愛があふれる暖かい教会
私たちは、「アガペー共同体」を目指しています。教会は建物でも組織でもありません。それらは必要な器であり、道具に過ぎません。教会は、主イエス・キリストにつながったキリストご自身のからだです。頭ではそれを理解していますが、本当にそれを実感する教会になりたいです。祈り合い、パンを分け合い、助け合う教会、慰めと暖かさを感じる教会。今、私たちはそれを感じているでしょうか。このようなビジョンを抱くとき、どのような言葉と行動が現れるようになるでしょうか。
教会はキリストのものです。頭なるイエス様に私たちは従います。主が喜ばれないものは徹底的に遠ざけ、主が喜ばれるものは積極的に行いましょう。主が私たちの教会が進むべき道を必ず示してくださいます。創立122周年を迎えながら、感謝と共に大きな期待感をもって前進しましょう。
淀橋教会主管牧師 金 聖燮

