「沖縄キャラバン感謝報告」

多くの兄弟姉妹の祈りと支援によって、10月11日から14日までの沖縄キャラバンの全ての働きが守られたことをご報告します。沖縄は、私たち家族が2015年に遣わされ、3年間お仕えした場所です。そこに淀橋教会の青年たちと共に宣教に行きたいと言う思いがしばらく前から与えられ、度々口にして来ましたが、今年はそれが本当に実現したことを、ただ主に感謝します。8名の青年と教師3名、そこに関わりのある現地の青年2名と私の子供2名を加えた15名のキャラバン隊でした。出発前から数回にわたり集まって、共に祈り、様々な準備をしました。

そして迎えた初日の11日(土曜日)、先発隊が私たちの枝教会である沖縄共生エルシオン教会に到着しました。そして、翌日の礼拝と午後に予定していた子供まつりの準備をしました。一軒一軒、近隣の家を周りながら、祈りの心でチラシを配り、翌日の案内をしました。教会では、遅い時間まで讃美と装飾やゲームの用意をしました。

12日、沖縄共生エルシオン教会の聖日礼拝に参加しました。教会の兄弟姉妹と共に恵みあふれる讃美を歌い、キャラバン隊が特別讃美をささげ、私が御言葉を取り次がせていただきました。写真の通り、礼拝堂がはち切れんばかりにいっぱいになりました。礼拝後、信徒の皆様が盛大な愛餐会を用意してくださいました。実は、そこで食べきれなかった食べ物が翌日の朝食と昼食となったほどです。午後、子供まつりの時間には、信徒のお子様、数年ぶりに教会を訪れたご家庭、そして前日配ったチラシを見て、近所のご家庭から二人の子供が参加しました。これがきっかけで教会に繋がって欲しいと切に願います。その後青年たちは、動画とお話しを通して、沖縄の戦争体験に触れる機会が与えられました。夕食も愛のおもてなしを受け、疲れも癒され、夜に至るまで思いっきり讃美と祈りをささげる時をもちました。

祝日である月曜日、私たち家族が沖縄で生活していた時に最も気に入っていたビーチに行き、神様が造られた沖縄のきれいな海を楽しみました。沖縄はまだまだ夏です。その後、北谷(ちゃたん)という西海岸の町にあるビーチで讃美を歌いながら、路傍伝道をしました。国内外の多くの観光客が集まる場所です。その讃美が通り過ぎる誰かの耳に届くことを祈りながら歌いました。その夜、白い家フェローシップ教会を訪問しました。読谷村(よみたんそん)という沖縄でも最も経済的に困窮する地域に建てられた教会ですが、今や日本で最も多くの人々が礼拝する教会の一つとなりました。真っ白いお城のような会堂に圧倒され、夜遅い時間にも教会に残っている信徒の数に驚かされ、明るく大きな声で「お帰りなさい」と一人ひとり挨拶してくださる姿に感動しました。主は、個性豊かに様々な教会を用いてくださいます。東京・新宿にある淀橋教会は、何をもっと磨き、どのように用いられれば良いでしょうか。主がもっと幻を見せてくださいという祈りがこみ上げてきました。青年たちも見て感じたことが多かったと思います。

最終日である火曜日、本来は、共生エルシオン教会の信徒の方が運営する保育園のチャペルで園児たちと一緒に遊びながら福音を伝える計画でした。あいにくインフルエンザが流行して、次回のお楽しみとなりました。その代わり、今回のキャラバンを通して、神様から教えられたことを分かち合う貴重な時間が与えられました。そして、ある信徒の方が最近オープンした、海を見下ろすカフェでよい交わりと食事の時を持ちました。午後、もう一人の信徒の方が運営する保育園を見学し、共生エルシオン教会が将来、会堂を建てるために購入した土地を訪れ、祈りを植え、夜の便で東京に戻りました。

キャラバンは訪問先の教会をお手伝いする意味もありますが、何よりも参加するメンバーが、主が働かれる現場で多くを見て学ぶチャンスであると思います。御業の豊かさと不思議さを見せてくださった主に感謝します。喜びと愛で迎えてくださった沖縄共生エルシオン教会の新川代利子先生をはじめとする兄弟姉妹に感謝します。特に兄弟たちと姉妹たちのために自宅を開放してくださったお二人に感謝します。次回のキャラバンはどこに行きましょうか。楽しみです。

沖縄キャラバン集合写真

淀橋教会主管牧師 金 聖燮