愛による全面受容と心の癒しへの道(54)
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 さて、以上のように見て来ると非常に残念なことなのですが、実に皮肉なことには生まれながらに平均的他者に比べて圧倒的に純正な良き性質をもてこの世で呱呱の声を挙げた「ウルトラ良い子」ほど、より早く、より深傷つき易く、心病み、自己破綻し易いとも言えるのです。彼らはいわゆる格障害や対人関係不全症候群を惹き起し易いのです。その理由は、既
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 さて、以上のように見て来ると非常に残念なことなのですが、実に皮肉なことには生まれながらに平均的他者に比べて圧倒的に純正な良き性質をもてこの世で呱呱の声を挙げた「ウルトラ良い子」ほど、より早く、より深傷つき易く、心病み、自己破綻し易いとも言えるのです。彼らはいわゆる格障害や対人関係不全症候群を惹き起し易いのです。その理由は、既
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 III. 非受容と抑圧の果てのウルトラ良い子の諸症状 さて、かかるプロセスを経て遂にウルトラ良い子たちの中に、様々な病める症状が惹き起こされてまいります。先ずそれが彼らの内面に起こります。そして遂にはそれが外面にまで現れ、他者をも悩ますに至ります。これらについて以下に要約して記しておきましょう。 a. 内面的諸症状 1
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 II. 世俗的価値観に支配されている社会からの非受容と抑圧 ―親類縁者、幼稚園、学校、職場、地域社会における世俗的価値観の強要と個性の否定― さて、こうしたプロセスを辿りながらウルトラ良い子たちが徐々に心病み、傷ついて行くのですが、この場合決定的に病める症状が顕著に外的に露呈するのは、いつ頃どのようにしてでしょうか。
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 I. 世俗の価値観に支配されている両親や同居の親族からの非受容と抑圧 A. 非受容、抑圧を与えてしまう理由は何か (2)真の愛の本質に対する無理解 さて、以上述べて来たように真の愛の本質が何であるかを明白に把握するようになると、お互いは如何に自分がこの世俗社会の中にあって、真の愛とその本質から遥かにかけ離れた低いところ
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 I. 世俗の価値観に支配されている両親や同居の親族からの非受容と抑圧 A. 非受容、抑圧を与えてしまう理由は何か (2)真の愛の本質に対する無理解 子供の心を傷付ける原因が、非受容と抑圧にあると記しました。更にはその非受容や抑圧が親が我が子を愛していると思っている自負心にあるとも申しました。では更にもう一歩踏み込んで問
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 I. 世俗の価値観に支配されている両親や同居の親族からの非受容と抑圧 さて、以上において指摘して来たような、世俗の価値観に支配されている両親や同居の親族からの非受容と抑圧は、しつこいように思われるかもしれないが、あえて強調して言うならば、これまたすでに述べてきたように、親の「我執」から来るエリート主義に淵源する教育の弊害で
峯野龍弘牧師 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 さて、以上においてウルトラ良い子たちの抑圧の最大要因について詳細に亘り解説してきたが、ここではその具体的な心傷ついて行くプロセスとその諸症状について述べてみたい。 I. 世俗の価値観に支配されている両親や同居の親族からの非受容と抑圧 先ず何と言っても、ウルトラ良い子たちが心傷つき病んで行く第一のプロセスは、悲しいかな、皮